ミャンマーにおけるIn-Country Activity実施計画(2005年度) |
2. ミャンマー西北部サガイン地域における口蹄疫に係る疫学調査 |
背 景
ミャンマーでは財政難にも関わらずワクチン製造センターにおけるワクチン生産を継続・拡充してきたが、到底国内の需要を満たすだけの量を生産する能力はなく、口蹄疫が数年おきに大発生を繰り返すという状況が続いている。そこでOIEの協力を得て南部でコントロール地域を設定し疫学調査を行っている。そしてそれに次ぐコントロール地域として西北部のサガイン地域を候補に挙げている。というのもこの地域は2本の河川で挟まれており、またミャンマー国内で最も牛の飼養密度が高いために牛の移動が常に域内から外に向かうため、疾病のコントロールを行い易いと考えられるためである。またこの地域ではこれまでワクチネーションが行われていないため、疫学調査を行うことによってこの地域における浸潤状況が明らかになる。 |
目 的
OIEによるコントロール・プロジェクトとしての承認を得るにあたり、事前の疫学調査を行い、同地域におけるおおよその口蹄疫浸潤状況を把握する。 |
方 法
1. サンプリング
場所:サガイン地域内3カ所
方法:サンプリングは1回につき4泊5日、人員はセンターのスタッフ4人で3回行う。
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2. 検査法
タイ、パクチョンの口蹄疫診断センターで生産している2種類の診断キットを購入して行う。
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投 入
消耗品、日当、宿泊、ガソリン代、等 |
期待される成果
サガイ地域におけるおおよその口蹄疫浸潤状況が明らかになり、今後のコントロール対策に向けてワクチネーション・プログラムの作成に役立つ。 |
責任者
Dr. Maung Maung Kyin Head of FMD Laboratory |