この日は中田さんの最終日だということもあり、アルフレッドの計らいでムバレでは珍しい大牧場を見学させていただいた。3 つの県にまたがっているという 3,000 エーカーの酪農家で、総頭数が牛 279 頭、山羊 170 頭。10 人のワーカーが 60 頭の牛を毎日 2 回搾っている。もちろん手搾りだ。一日の生産量は約 500 リットルだそうなので、一頭につき日量は 10 リットル以下という計算になるが、これでもウガンダでは良い方だろう。毎日、朝搾っては放牧し、昼に集めて休ませてからまた放牧。その後、3 時過ぎに再び集めて搾乳をするという。東部では珍しくクラッシャーや薬浴槽もあり、牛は毎週土曜日に、山羊は 3 週間ごとに薬浴をさせている。残念なことに我々が訪れたときには牛は放牧中で、その姿を目にすることができなかった。