質 問
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キルフラ
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ムピジ
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ムバレ
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クミ
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キボガ
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現在、ラボを使っているスタッフは誰で、何の検査を実施しているか? |
・ Ronald Mugisha (VO)
現在、検査の研修中
・ Kato Moses (AHO)
ローズベンガルテストとミルクリングテスト程度で、血液・糞便検査はほとんど行っていない。
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Musoke G. M. (AHO)
血液・糞便検査、RBT、MRT、抗生物質感受性試験、解剖
他のスタッフ
サンプルは持ち込むものの、検査はムソケに任せきり。
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Ecweu (Lab. Technician)
血液・糞便検査、RBT、MRT
Philip (VO)
血液・糞便検査
Moses (VO)
血液・糞便検査
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Imaringat (AHO)
血液・糞便検査、RBT、MRT
Ochom (Lab. Assistant)
検査の研修中
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Nsereko, Tingiira, Moses, Robert, Clement
血液・糞便検査、RBT、MRT、抗生物質感受性試験、耐性菌の培養+細菌染色
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県スタッフがラボを利用しない要因は何か? |
1. カゾ獣医センターのラボは長い間機能していなかったため、検査ができるようになったことを知らない農家が多いため、要望が少ない。
2. 責任者であったカトーがほとんどラボでの検査をしなかった。
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1. ラボが距離的に遠い
2. 臨床診断で済んでしまう。つまり確定診断の必要がなく、しかし治療の効果が出ない時や、非常に重症になった時など、困ったときにサンプルを持ち込む。
2. 疾病の発生自体が少ない。
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1. 技術的なトレーニングが不十分。
周辺のシロンコ、マナファ、ブドゥダ、ブダカの各県に対してラボの利用を呼びかけており、実際にサンプルを持って来た時にはエチューが対応している。(ミーティングルームをラボに転化可)
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1. 予算
2. ほとんどの場合臨床診断だけで判断できるため、ラボ診断の必要性がない。しかしブルセラやPPRのような疾病を疑う場合にラボでの診断が必要となる。
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1. 県が大きいため、事務所と距離的に通い。
2. 交通手段
注) フリージアンやボラン種との交雑牛が多く病気に弱い。それゆえ農家からは診断に対する要望が強い。加えて治療法が肉質、乳質に及ぼす影響が強いため、正確な診断が望まれている。
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疾病の発生が起こったときの対応は? |
<FMD, LSD>
県は緊急時用の予算を確保している。農家が連絡があると、すぐに発生地を閉鎖し、MAAIFまでワクチンを頼み、直接エンテベまで引き取りに行く。
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<FMD, CBPP>
1. サブカウンティー・スタッフからDVOへ、そしてMAAIFへ (電話による連絡)。
2. DVOスタッフが現場へ。
3. 検疫体制をセットアップ。
4. MAAIFからワクチンを受け取って接種。
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<FMD, LSD, CBPP, ASF>
1. まず検疫体制をセットアップする (local quarantine)。
2. コミッショナーに連絡する。
3. エンテベからの調査チームを迎える (時と場合によって時間がかかる)。
4. ワクチネーションなどの対策を取る。
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<FMD, CBPP>
1. 臨床診断 (FMDの場合、Rapid field testがある)
2. 検疫体制のセットアップ (local quarantine)
3. 報道機関に呼びかけ、移動制限を実施する。
5. コミッショナーに連絡
6. サンプリング
7. ワクチネーション
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1. 農家がサブカウンティー・スタッフに通報
2. スタッフがDVOに連絡
3. DVOが調査チームをセットアップし、サンプリングのために現場へ派遣する。
4. 必要があると判断されれば、検疫体制を敷く。
5. MAAIFに連絡し、サンプルをエンテベへ。
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マケレレ大学もしくはエンテベ・ラボにサンプルを送って診断を依頼したことはあるか? |
CBPPを疑うケースで、血清をエンテベに、狂犬病を疑うケースで牛の頭部をマケレレに送ったことがある。どちらも時間はかかったが、結果は受け取った。
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・無料なのでエンテベへ送ることが多い。最近では組織病理診断のためのサンプルを送った (-->近藤SV)。結果は1週間くらいのうちに届いた。
・マケレレに狂犬病を疑うケースのサンプル (牛頭部) を送ったときには6万UGXかかった。
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確定診断が必要なケースは稀なので、送ったことはない。
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狂犬病を疑う犬の頭部をエンテベ・ラボへ送ったことがある(何年も前のこと)。
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組織病理、血液、細菌培養のためのサンプルをマケレレ大学に送ったことがある。金はかかったが、結果は早かった。昔はエンテベに送ったが、マケレレ大の方が便利なので、このところはマケレレ大に送っている。
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フィールドから県獣医事務所へ情報は速やかに入ってくるか?そうでない場合、その要因は何か? |
大きな問題はない。農家はサブカウンティーの事務所へ頻繁にやってきて、色々と不平不満を言うが、それには各スタッフが対応している。
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基本的には問題がない。複数の農家で水をシェアしたりしている場合、自分のところが発生源だと思われたくないために隠す農家がいる。しかしそういった場合も、薬を大量に購入したり、隣人にチクられたりして発覚することがある。
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問題なし。
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農家からDVOに対しては問題なし。農家に対して情報を伝える時には、農家が理解できるようにわかりやすく伝えるといった注意が必要。農家はいつも予防よりは治療に頭がいく。-->農家とのコミュニケーション・スキルを磨く訓練が、DVOスタッフに必要。
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特に問題はない。また疾病の発生を隠すようなこともしない。隠してもたいていの場合、隣人から通報が入る。
動物を勝手に治療する農家はまだあるが、誰でも動物用医薬を自由に購入できる現行法の下では仕方のないことだ。
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農業畜産水産省と県獣医事務所間のコミュニケーションは良いか?そうでない場合、その要因は何か? |
直接コミッショナーに電話をかけると言った個人ベースではあるが、不具合はない。問題が生じた場合のみ連絡をする。しかし狂犬病などのようにワクチンが県で保管されている場合は、県が問題に対応し、 省は関わらない。
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疾病の発生は電話でMAAIFに知らせる。しかし反応が遅いことが多い。
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個人ベースではあるが問題なし。周辺県獣医事務所との情報交換は非常に速い。
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携帯電話による個人ベースではあるが問題なし。
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携帯電話による個人ベースではあるが問題なし。連絡するのは Dr. KautaかDr. Rutebarikaのどちらか。
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定期的に疾病発生状況を報告する義務はあるか? |
月例報告書を提出する義務はあるが、提出していない。大きな疾病の発生があった場合のみ報告している。
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月例報告書を送っている。
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月例報告書を送っている。
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四半期ごとに送っている。しかし特別なケースがあれば、その度ごとに送る。
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月例報告書と四半期報告書を送っている。しかし前者は最新のものではない。
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県内で問題となっている感染症は? |
FMD、LSD、CBPP、炭疽、気腫疽、ブルセラ病、ダニ媒介性疾病、内部寄生虫症、ND、狂犬病
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FMD、ダニ媒介性疾病、ND、狂犬病、ブルセラ病、CBPP、CCPP、ASF、ND、ガンボロ病、マレック病
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FMD、LSD、CBPP、ASF、気腫疽、ブルセラ病、リステリア症、乳房炎、ダニ媒介性疾病 (心水症を含む)、トリパノゾーマ症、内部寄生虫症、豚疥癬症、ND、ガンボロ病、鶏ポックス、鶏パスツレラ症
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FMD、CBPP、ブルセラ病、ダニ媒介性疾病 (心水症を含む)、トリパノゾーマ症 (県西部域)、ND、狂犬病
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FMD、CBPP、ASF、気腫疽 (雨期の初め)、ブルセラ病、ダニ媒介性疾病 (心水症を含む)、トリパノゾーマ症 (ツェツェがいるし、マシンディ県にはTrypsがいる)、内部寄生虫症、ND、狂犬病
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どのような診断技術が県獣医事務所にとって有益か? |
上記疾病を診断できるような技術 (LSD、炭疽、気腫疽は臨床症状から明らか)
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上記疾病を診断できるような技術
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上記疾病を診断できるような技術。豚と犬を対象としたトリパノゾーマ症の調査をしたい。
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上記疾病を診断できるような技術
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流産の原因調査。また彼ら自身の診断技術について、Quality Assuranceをしたい。
-->長期隊員が有効か?
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スタッフ |
キルフラ
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ムピジ
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ムバレ
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クミ
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キボガ
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獣医師
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7 人
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8 人
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9 人
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4 人
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7 人
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畜産
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6 人
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18 人
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4 人
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10 人
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8 人
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ラボ技術者
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0
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0
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1 人
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1 人
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0
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人工授精師
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0
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0
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1 人
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0
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0
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合 計
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13 人
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26 人
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15 人
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15 人
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15 人
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FMD: 口蹄疫、LSD: ランピー・スキン病、ND: ニューカッスル病、CBPP: 牛肺疫、CCPP: 小反芻獣肺疫 |