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マケレレ大学獣医学部 (Makerere University, Faculty of Veterinary Medicine)

マケレレ大学獣医学部は 1971 年に再創設され、以来 650 名の獣医師を排出してきた (2003 年まで)。現在、獣医・生物医科学大学 (College of Veterinary and Biomedical Sciences) への昇格が検討されており、獣医学部、生物医科学研究所、野生動物研究所などが統合される見込みである。研究室は次の通り:獣医解剖学、獣医生理科学、獣医病理学、獣医寄生虫・微生物学、獣医内科学、獣医外科・繁殖学、野生動物・動物資源管理、獣医公衆衛生・予防獣医学。

学士課程は以下の通り (undergraduate; bachelor)
・獣医 (Veterinary Medicine、5年)
・生物医学実験技術 (Biomedical Laboratory Technology、3年、夜間)
・動物生産技術・管理 (Animal Production Technology、3年)
・水産 (Fisheries and Aquaculture、理学部とのジョイント・コース、3年)

大学院課程は以下の通り (postgraduate; diploma, master and PhD)。
・野生動物衛生・管理 (Diploma)
・野生動物衛生・管理 (修士課程)
・獣医学 (修士課程)
・獣医病理学 (修士課程)
・分子生物学 (修士課程)
・予防獣医学 (修士課程)
・獣医学 (博士課程)


マケレレ大学本館。

マケレレ大学獣医学部

獣医学部を示す看板。草地の後ろに見える白い建物が獣医学部。

獣医学部正面にある小動物病院の入り口。

病理学研究室。自動包埋機などもある。恐らく獣医関係ではウガンダ国内で唯一機能している病理研究室であろう。外部から持ち込まれる材料の検査を扱っており、PCRなど幅広く診断を行っている (試薬類の不足で現在は稼働していない状態であるが)。マケレレ大学から当プロジェクトへの支援として、この病理研究室の貢献が最も期待されるところである。

生化学研究室で。左が獣医学部学部長の Dr. John D. Kabasa、右がプロジェクトの事前調査で大学へ視察に来られた JICA 国際協力専門員の多田さん。Dr. カサバはまだ若くて助教授。欧米でもアフリカでも格下 (助教授や講師クラス) のスタッフが学部長を兼任することは珍しくないらしい。専門は反芻獣の生化学、生理学だそうで、特に代謝病 (Metabolic Diseases) を研究されてきたという。


分子生物学研究室。各種泳動装置、培養のための機材、サーマル・サイクラー、ELISAリーダー、振とうインキュベーター、液体シンチレーションカウンターなどなど、様々な機材が揃っている。研究課題はトリパノゾーマとオンコセルカの二つ。ベルギーの熱帯医学研究所の支援を受け、ディップスティックを使ったリーシュマニアとトリパノゾーマの簡易同定キットの開発、トリパノゾーマに対するワクチンの試験開発などを行っている。また、遺伝子発現に使用する大腸菌の培養も行っている。

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