| 活動の概要 | 研修コース | 2005年度前半 | 2005年度後半 |
| 2006年度前半 | 2006年度後半 |
2006 年度前半の主なプロジェクトの活動(4〜8月)
4月
27~28日 最終評価に係る打ち合わせのため佐々木チーフアドバイザーがラオスへ出張。
5月
22~31日 ミャンマーから Mr. Khin Maung Latt、ラオスから Mr. Phonexay Kulavong が来タイし、畜産局のプロジェクト事務所にてプロジェクトマネジメントの研修を受ける。
24~25日 最終評価に係る打ち合わせのため佐々木チーフアドバイザーがカンボジアへ出張。
6月
4日~
7月7日
ミャンマーのワクチン製造センターにて調査を行う松本コンサルタント(左から2人目)
プロジェクトの最終評価が開始。調査団本団に先駆けて評価コンサルタントの松本氏が来タイされ、タイおよび周辺4カ国において評価のための情報収集を行った。関係者に対する聞き取り調査を主体とし、各活動について多面的な情報の収集に努めた。業務をサポートするため柏崎長期専門家が調査に同行。タイを皮切りに、ミャンマー、ラオス、ベトナム、カンボジアの順で訪問した。
21日~
7月7日
上:タイNIAHを視察するグループA
左:タイの口蹄疫地域リファレンスラボにて調査を行う評価団グループB
最終評価のための本団が7月21日に来タイした。タイ側の評価団員4人を加えて合計10名、グループAとBに分かれて、前者はマレイシア、ベトナム、カンボジア、後者はタイ、ミャンマー、ラオスを訪問して評価を実施した。
7月
6~7日 第10回ナショナル・コーディネーター会議開催。
9~12日 柏崎長期専門家、ベトナムの獣医診断センターへ出張。今年度の活動内容についての最終的な打ち合わせと、細胞培養を用いたPasteurella菌が産生する毒素の定量分析法に係る技術移転を行った。
17~28日 柏崎長期専門家、ミャンマー中央部マンダレーの地域診断センターへ出張。この3月に実施する予定でいて鳥インフルエンザの発生のために延期されていた豚コレラの診断法に係る技術移転を行った。また、オーエスキー病の診断技術の指導も併せて実施した。細胞培養に用いる水や停電等、色々な障害から今回も診断法の確立までには至らず、来月に再度出張することになった。
31日~
8月6日
タイ人専門家、Dr. Romphruke Udon がベトナムの獣医診断センターへ出張し、口蹄疫ウイルスの分離に係る技術指導を行った。ベトナムでは現在、口蹄疫の発生が全国的な広がりを見せており、タイムリーな派遣となった。ウイルス分離が可能となったことにより、RT-PCR との組み合わせでタイピングが確実に実施できるようになった。
8月
1~3日 タイ国境付近の視察のため、佐々木チーフアドバイザーがカンボジアへ出張。
3~5日 柏崎長期専門家、ベトナムの獣医診断センターへ出張。ベトナム中小規模酪農生産技術改善計画プロジェクトのサイトであるバヴィにおいて、結核およびブルセラ病の検査を実施した。獣医診断センターからは6名のスタッフが参加し、酪農プロジェクトのナショナルスタッフと共にツベルクリン検査や採血を行った。
8~12日 柏崎長期専門家、カンボジアおよびラオスの診断センターへ出張。今年度の活動内容についての最終的な打ち合わせを行うと共に、昨年度実施した In-Country Activity の結果について協議した。
16~19日 タイ国境付近の視察のため、佐々木チーフアドバイザーがミャンマーへ出張。
22~31日 カンボジアから Mr. Bun Chan、ベトナムから Ms. Kim Lan が来タイし、畜産局のプロジェクト事務所にてプロジェクトマネジメントの研修を受ける。
24日~
9月1日
柏崎長期専門家、ミャンマー中央部マンダレーの地域診断センターへ再出張。引き続き豚コレラ、オーエスキー病の診断法に係る技術移転を実施した。
29~30日 タイ・マレイシア国境での「家畜移動ワークショップ」を、タイ・マレイシア政府、OIE、FAO と共催(マレイシア、アロースター)。約150名もの参加者があり、大半がマレイシア国境地帯の家畜商、畜産関連業者であった。現在のところ越境性家畜疾病の問題は口蹄疫(Foot and Mouth Disease: FMD)対策にあるので、FMD を念頭に、正規のルートで国境を越える牛に対する実情に合った(家畜商人の意見を取り入れた)検疫の方法(検疫期間、検疫場所、FMDを初めとした疾病摘出検査方法、検疫コストなど)が討議された。プロジェクトからは佐々木チーフアドバイザーと遠藤調整員が参加した。