| 活動の概要 | 研修コース | 2005年度前半 | 2005年度後半 |
| 2006年度前半 | 2006年度後半 |
2005 年度後半の主なプロジェクトの活動(10〜3月)
10月
4~6日 第9回ナショナル・コーディネーター会議開催に係る打ち合わせのため、佐々木チーフアドバイザー、ベトナムへ出張。
9~22日 In-Country Activity のひとつ、出血性敗血症の疫学調査に使用する血清診断 ELISA 法に係る技術移転および「ラオス森林管理・住民支援 (FORCOM) プロジェクト」のサイトにおける二度目の野外活動のため、柏崎長期専門家がラオスへ出張。
10~20日 動物検疫および移動管理に係る地域セミナー・研修コースを開催。参加者はマレイシアを含む周辺5カ国から1名ずつ。
13~14日 第9回ナショナル・コーディネーター会議開催に係る打ち合わせのため、佐々木チーフアドバイザー、カンボジアへ出張。
16~22日 タイ人専門家 Dr. ウドム(病理組織診断)および Dr. ピチェット(類鼻疽病血清診断)が、今年6月に引き続き、ラオス家畜衛生センターにおいて技術指導。Dr. ウドムは、組織病理標本作製の基本であるパラフィン包埋、薄切、染色といった一連の技術を移転した。
16~22日 タイ人専門家 Dr. サティス、柏崎長期専門家、家畜衛生センターから Mr. ポンサイがルアンプラバンの「ラオス森林管理・住民支援 (FORCOM) プロジェクト」を再び訪れ、プロジェクトサイトにおいて家畜衛生サービスの普及活動と病態調査のためのサンプリングを行った。
16日~
11月12日
「豚コレラ診断」の研修コースをタイにおいて開催。各国で行われる今年度の In-Country Activity のひとつ、「豚コレラに係る疫学調査」で使うペルオキシダーゼ中和試験を中心に研修を行った。

写真左からウイルス・セクションの技術の要、ノイ、室長の Dr. スジラ、ラオスからの研修員サイカム、ウイルスの専門家 Dr. ワサナ、カンボジアからの研修員ソテアリー、ミャンマーからの研修員メイ。
16日~
11月19日
「人獣共通感染症診断」の研修コースをタイにおいて開催。参加者はマレイシア、ミャンマー、ベトナムから1名ずつ。左の写真はブルセラ病の検査結果について話し合うタイ人スタッフの Dr. モナヤ(右端)と3人の研修員(左からマレイシア人のクー、ベトナム人のバーとミャンマー人のミン)。
27~28日 第9回ナショナル・コーディネーター会議をバンコクにて開催。プロジェクト活動による各国の成果、残り1年間で行うべき課題、プロジェクト終了後の取り組みについての協議を行った。日本からは多田 JICA 専門員が出席した。
27日~
12月29日
要田正治 JICA 専門員が獣医細菌学の短期専門家として赴任。
30日~
11月26日
「口蹄疫診断」の研修コースをタイ(パクチョン)において開催。
11月
7~15日
要田正治 JICA 専門員とタイ人専門家 Dr. スラポンがミャンマーの中央病性鑑定センターへ出張し、結核病の診断に係る技術移転を行う。実際に牧場でツベルクリン試験のデモンストレーションを実施。また要田専門家はこれまでのプロジェクト活動を通した成果の取り纏めや、今後、終了に向けて残された課題の洗い出しを行った。左の写真、エンジ色のシャツの男性が Dr. スラポン。
20~26日 要田正治 JICA 専門員とタイ人専門家 Dr. モナヤがカンボジア家畜衛生生産研究センターへ出張し、ブルセラ病の血清診断に係る技術移転を行う。他のセクションからも多くの参加者を得て、ローズベンガル法、試験管内凝集反応、ELISA法等の検査技術を指導した。またカンポンチャムの家畜衛生事務所を視察。
28日~
12月3日
女性ばかりのセンタースタッフと記念撮影。左から4人目が Dr. ドゥアンジャイ、そして前列右から4人目が Dr. モナヤ。
タイ人専門家 Dr. モナヤと Dr. ドゥアンジャイがミャンマーの中央病性鑑定センターへ出張。Dr. モナヤは先のカンボジア出張と同様にブルセラ病の血清診断に係る技術移転を行う。また Dr. スラポンの調査で明らかになった結核陽性牛のフォローアップも行った。Dr. ドゥアンジャイは9月のベトナム出張と同様に、レプトスピラ病の血清診断に係る技術指導を行うも、頻繁な停電で思うような活動を実施することができなかった。
12月
3~23日 坂本研一短期専門家が赴任し、口蹄疫の診断に係る技術移転をミャンマー (4~11日)、マレイシア (11~17日)、およびタイ (17~23日) において行った。左の写真はマレイシア、コタバルのセンターにて Dr. Syarifa に技術指導を行う坂本専門家(右)。RT-PCR、ELISA、電気泳動などの実習を行ったほか、口蹄疫診断についての講義なども実施した。
4~8日 佐々木チーフアドバイザー、坂本短期専門家に同行してミャンマーへ出張。タイとの国境近辺を視察。
14~16日 遠藤調整員、坂本短期専門家のサポート業務のためマレイシアへ出張。また、マレイシアータイ国境沿いの畜産物流通の動向について、聞き取り調査を実施した。
5~13日 柏崎長期専門家がミャンマーの中央部、マンダレーにある地域診断センターに再度出張し、細胞培養法に係る技術移転を行った。
5~14日 要田正治 JICA 専門員はラオスの首都ビエンチャンにある家畜衛生センター、ワクチン製造センターとルアンプラバンの FORCOM プロジェクトを訪れ、今後のプロジェクト活動や終了後の援助の方向性等に係る情報収集を行った。
14~24日 要田正治 JICA 専門員はベトナム獣医診断センターに出張し、タイ人おばさん専門家3名の活動支援を行う。要田正治専門員は以前、タイ家畜衛生研究所における技術協力を通してこの3人とは旧知の仲であり、またベトナムにおいても5年間に渡る技術協力を獣医研究所において行ってきた。
写真左からウイルス研究室のトゥン、カム所長、リエン前所長、要田専門家。
19~24日 タイ人専門家 Dr. モナヤ、 Dr. チラ、 Dr. スジラの3人がベトナム獣医診断センターへ出張。Dr. モナヤはブルセラ病の血清診断法、Dr. チラは免疫組織化学染色法、そして Dr. スジラは組織培養法に係る技術移転を行った。三人共に技術的にも人柄も申し分のない専門家であり、非常に良い人間関係を築いてくれた。
2006年 戌年 1月
3~7日 柏崎長期専門家、細胞培養に係る技術移転のためカンボジア家畜衛生生産研究センターへ出張。あわせて出血性敗血症の ELISA 法に係る技術移転も行った。
11~13日 佐々木チーフアドバイザーが FAO の会議に出席するためベトナムへ出張。
23~27日 タイ人専門家 Dr. アナンがミャンマーのワクチン製造センターへ出張し、ブルセラ病のワクチン製造に係る技術移転を行った。
23~27日 柏崎長期専門家が今月再度カンボジア家畜衛生生産研究センターへ出張し、豚コレラ血清診断法のペルオキシダーゼ中和試験に係る技術移転を行った。
30日~
2月11日
タイ人専門家 Dr. ディロックがカンボジア家畜衛生生産研究センターへ出張し、口蹄疫診断のための LP-ELISA 法に係る技術移転を行う。あわせて In-Country Activity で採材した検体の試験も実施した。
2月
2~3日 佐々木チーフアドバイザー、カンボジアへ出張。プロジェクトの今後についてJICAカンボジア事務所およびカンボジア側スタッフと打ち合わせを行う。
5~11日 タイ人専門家 Dr. ウドム(病理組織診断)および Dr. ピチェット(ブルセラ病血清診断)が、昨年6月および 10 月に引き続き、ラオス家畜衛生センターにおいて技術指導。また柏崎長期専門家も同行し、豚コレラ血清診断法のペルオキシダーゼ中和試験および出血性敗血症の ELISA に係る技術移転を実施した。
左の写真、左が Dr. ピチェット、右が Dr. ウドム。
5~11日 タイ人専門家 Dr. サティスが、ルアンプラバンの「ラオス森林管理・住民支援 (FORCOM) プロジェクト」を再び訪れ(3度目になる)、プロジェクトサイトにおいて農民へのインタビューを行った。
左の写真、前列右から FORCOM スタッフのソムチャン、ルアンプラバン支所の Dr. ブントム、ひとりおいて FORCOM スタッフのペッサゴン、後列右から FORCOM スタッフのカンバイ、Dr. サティス、サイヤブリ県のスタッフ。
7~8日 遠藤調整員、ラオスへ出張。供与機材の検収とプロジェクトの今後についてJICAラオス事務所および家畜衛生センターのスタッフと意見交換を行う。
14~16日 佐々木チーフアドバイザー、タイ・ナショナル・コーディネーターの Dr. チャンタニーと共にマレイシアへ出張。鳥インフルエンザに係る協力プログラムについて打ち合わせを行う。
15~25日 柏崎長期専門家がベトナムの獣医診断センターへ出張し、豚コレラ血清診断法のペルオキシダーゼ中和試験および出血性敗血症の ELISA に係る技術移転を行う。
21~22日 佐々木チーフアドバイザー、タイ・ナショナル・コーディネーターの Dr. サンチャイと共にラオスへ出張。プロジェクトの今後についてJICAラオス事務所およびラオス側スタッフと打ち合わせを行う。
26日~
3月3日
佐々木チーフアドバイザー、FAO の会議に出席するためタイ北部の街チェンマイに出張。
28日~
3月1日
遠藤調整員がカンボジア家畜衛生生産研究センターに出張し、供与機材の検収を行った。
3月
2~3日 遠藤調整員がマレイシアのクアンタンに位置する診断センターへ出張し、供与機材の検収を行った。
6~12日 タイ人専門家 Dr. ノッポンがベトナムの獣医診断センターへ出張し、トリパノゾーマ症の血清診断にかかる技術移転を行う。

左の写真ー左が Dr. ノッポン、右が寄生虫セクション室長の Dr. ドン

6~8日 2月に行った技術移転のフォローアップのため、柏崎長期専門家が再度ベトナムの獣医診断センターに出張。
6~9日 佐々木チーフアドバイザー、FAO の会議に出席するため中国のクンミンに出張。
13~14日 遠藤調整員がラオス家畜衛生センターに出張し、供与機材の検収を行った。また、ビエンチャン郊外の養豚農家の視察も行う。
14~16日 佐々木チーフアドバイザー、視察のためミャンマー中部を訪問。
20~21日 遠藤調整員がベトナムの獣医診断センターに出張し、供与機材の検収を行った。
27日~
4月7日
今月に入り、ミャンマー中部マンダレー近郊において高病原性鳥インフルエンザを疑う疾病が発生。これを受けて診断に係るタイ人専門家(Dr. スダラット)の緊急派遣を決めた。

左の写真ー右端がDr. スダラット(ミャンマー、マンダレーの診断センターにて)

28~29日 柏崎長期専門家がカンボジア家畜衛生生産研究センターへ出張し、来年度の活動計画についての協議を行った。