タイのクメール遺跡 その4ー ピーマイ (Prasat Hin Phimai)
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このナコン・ラチャシマ(コラート)の北約 60 キロに位置する遺跡ピーマイは、10 世紀後半、クメール王 Jayavarman5世によって建設が始められ、11 世紀に入り Suriyavarman 1世によって完成された。このヒンズー・マハヤナ仏教寺院は、規模の点ではアンコール・ワットに遠く及ばないが、壮麗な神殿や数々の石彫刻が良い状態で保存されている。
正面入り口
外壁に組み込まれた神殿域へのゲート内部には太い柱が並んでいる。かつては屋根がのっていたのであろう。
外壁のゲートを抜けたところから神殿域を望む。回廊とその奥にそびえる神殿がひとつの建物のように見える。
      主神殿へのゲート上に配された彫刻は特に印象的である。主神殿の塔の高さは 28 メートルあり、白い砂岩で作られているが、それに隣接する2つの小神殿にはピンク色の砂岩や紅土が使われている。
      この地域のタイに散在する他のクメール遺跡と同様に、ピーマイも有名なアンコール・ワット遺跡群より前の時代に建設されている。アンコール帝国が栄えた時代にはこの地域のタイもその勢力下にあり、ピーマイはアンコールの首都と直通道路によって結ばれていた。
外壁のゲート内部から神殿を望む。 外壁から回廊への中間域 主神殿正面
ピンクの砂岩で造られた小神殿 小神殿内の仏像 白い砂岩で造られた主神殿
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